TOKOTOKO'S
TEA HOUSE
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TOKOTOKO'S
TEA HOUSE
JAPANESE TEA CLASS FOR ALL
お茶の効用かしら??
先日、私たちにとって“大先生”と呼ばれる、御年99歳になられたMrs. F先生の白寿のお祝いがございました。先生は、まことに立派なお方でいらっしゃいます。
どのようにして、これほどまでにお体も記憶力も行動力も、すべてにおいて私たちより遥かに優れておられ、常に積極的に行動していらっしゃるのか――そのご様子を、私は30年以上にわたって拝見してまいりました。
これは、ひょっとすると「お茶の効用」なのではないかしら、とつい勘繰ってしまいます。
いつも身の回りは美しく整えられ、頭の中も整理されていて、体力的にも私たち以上にお元気で活動的でいらっしゃいます。
このご様子をご覧になれば、後輩である私たちの未来もまた明るいものであることが確信できます。まさにその指針を示してくださっているのが、大先生ミセスFなのです。
今でもお一人でお住まいになり、身の回りのことはすべてご自身でなさっておられます。これは本当に素晴らしいことではないでしょうか。
そして何より、いつも前向きに、物事をポジティブに捉えていらっしゃいます。お写真をどうぞ


加州バレホ市ー明石市
姉妹都市締結記念茶会
2025年3月30日
海上保安庁練習船
いつくしまサンフランシスコ寄港
2025年5月8日−5月12日
Synergy School
日本文化ー茶道紹介
2025年5月19日



私どもTokotoko社中は、恒例となっておりますバレホ市・明石市姉妹都市記念茶会を執り行いました。
サンフランシスコの東に位置するバレホ市は、日本とのゆかりの深い町でございます。幕末の時代、勝海舟が太平洋を横断した際に使用した咸臨丸の船体は、同市の造船所にて修復され、無事に日本へ帰還いたしました。バレホは、造船の町としても知られております。
かつては、バレホ市には200名を超える日本人および日系人の方々が暮らしておられましたが、近年はその数も減少し、明石市から寄贈された茶道具も、長らくその存在が忘れられていたそうです。今から5〜6年前、ある方の目に留まったことをきっかけに、私どもがお手伝いさせていただくようになり、以来、毎年3月末にバレホの皆様に茶道をご紹介する機会を頂戴しております。
お点前では、御園棚、屏風、毛氈、番傘、裏千家十五代家元・鵬雲斎大宗匠直筆の短冊、お茶碗やお釜など、すべてのお道具が大切に保管され、今も健在でございます。
本年もまた、ご来場の皆様にお菓子と共にお抹茶を差し上げ、日本文化の一端をご紹介させていただきました。
海上保安庁の練習船「いつくしま」が、このたび最初の寄港地としてサンフランシスコ港に約一週間滞在いたしました。これまでの「こじま」と比べて、ひとまわり大きな船でございます。
現在、非常に緊張感の高まっている沖縄周辺の海域を巡回してくださっていることに、心から敬意と感謝の念を抱いております。
また、純粋な若者たちに接することで、「日本もまだまだ捨てたものではないな」と、ほっとするような安堵感も覚えました。
この航海は、海上保安大学校の卒業記念航海であり、3か月をかけて七つの海を巡る予定とのことです。https://www.jcga.ac.jp/
私たち Tokotoko 社中は、サンフランシスコ市にある私立校 Synergy School のご要請を受け、日本文化紹介の一環として、茶道を小学校4〜5年生約40数名と先生方にご紹介してまいりました。
今回は立礼棚を用い、お茶とお菓子をご用意し、お点前を通して茶道を体験していただきました。また、私たちは何度も試行を重ね、スライドを使って「和敬清寂」の精神をやさしく伝える工夫をいたしました。ポケモンや侍など、子どもたちに馴染みのある例を交えながら説明すると、皆さん目を輝かせて熱心に聞き入ってくれました。
茶道のやさしい歴史の紹介の後、立礼棚を使ったお点前を披露し、先生方をはじめ、生徒の皆さんに実際にお茶を召し上がっていただき、お茶のいただき方も学んでいただきました。
さらに、一番人気だったのは、子どもたち自身が茶筅を使ってお茶を点て、友だちにふるまう体験でした。集中力が10分ほどということもあり、さまざまな工夫をこらして飽きずに楽しんでもらえるよう努めました。
最後は簡単な日本語の挨拶で締めくくりました。この日が、子どもたちの心に残る楽しい思い出となり、将来いつか日本文化に思いを馳せてくれることを願っております。
PAST EVENTS
〜過去のイベント〜

2025年5月10日
この木 なんの木 気になる木 🎵
「この木 何の木 気になる木」──少女の夢とともに
まだまだ静かだった昭和30年代から40年代。
テレビから流れてきたあのメロディー──
「この木なんの木 気になる木♪」というあの印象的な歌は、日立グループのテレビCMのテーマ曲として、多くの人の心に残っています。異国の景色を思わせる映像とともに流れるその音楽は、少女だった私に「こんな場所が世界にあるの?」「いつか行ってみたいな」と、遠い国への憧れを抱かせてくれました。
実はこの木は、アメリカ・ハワイ州オアフ島に実在する「日立の樹」として知られています。場所は、ホノルル空港からほど近いモアナルア・ガーデンという私有の庭園の中。学名は Samanea saman(サマネア・サマン)、一般には「モンキーポッド」と呼ばれる大きな樹です。大きく広がる枝と美しい緑の葉が印象的で、まさに「気になる木」にふさわしい風格を持っています。
この名曲は、作詞・伊藤アキラ、作曲・小林亜星のコンビによるもの。
「この木なんの木 気になる木 名前も知らない木ですから〜♪」と歌われていますが、今では多くの人がその「名前」を知り、心の中で大切にしていることでしょう。

2024年11月10日
感謝正午茶事
11月10日(日)、当協会では2023年~2024年にお世話になった役員の方々をお招きし、正午茶事を執り行いました。10名以上のお客様をお迎えすることになったため、急遽、日本からDMSで茶事用のセットを送ってもらい、10名のお客様向けに準備を整えました。
亭主は2名体制で、それぞれ5名ずつ担当しました。慌ただしく、当日の写真をあまり撮ることができませんでしたが、後日改めてお声がけし、写真を共有させていただきます。
私自身、一時はどうなることかと思いましたが、無事に終えることができ、多くの学びがありました。改めて、もっと頭を使って工夫しなければならないと反省した次第です。